心筋梗塞で、ステントがはいっています。その後に、労作時胸痛があり、カテーテルをしたけど、問題なしといわれて、やはり胸痛があるといって受診しています。
シネをみましたが、ステントの手前に90%くらいの狭窄がはっきりあります。ただし、Dxなどの枝にかくれて一見狭窄にはみえなくなっています。
たぶん、そこの病院では先生が一人で判断したのでしょう。たくさんの人の目でシネ(カテーテルの結果)みないといけません。
当院では、当然すべての検査に僕を含めてたくさんの人でチェックをします。
でも、一番の問題は、労作時胸痛という症状があるにもかかわらず、冠動脈に異常がなさそうだから、大丈夫といいつづけたことに問題があります。再度シネをみなおすなども必要ですし、どのように症状をとってあげるか真剣に考えてあげたら、この狭窄に気づいたと思います。
なぜか、症状は典型的な狭心症だからです。
我々は、患者さんの症状、その背景に対してカテーテル治療をもって介入して、よくしていかないといけません。
冠動脈だけみて、治療をしているとだめだと思います。木→森→地球をみないといけません。
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