2011年2月16日水曜日

本日も外来で、

心筋梗塞で、ステントがはいっています。その後に、労作時胸痛があり、カテーテルをしたけど、問題なしといわれて、やはり胸痛があるといって受診しています。

シネをみましたが、ステントの手前に90%くらいの狭窄がはっきりあります。ただし、Dxなどの枝にかくれて一見狭窄にはみえなくなっています。

たぶん、そこの病院では先生が一人で判断したのでしょう。たくさんの人の目でシネ(カテーテルの結果)みないといけません。

当院では、当然すべての検査に僕を含めてたくさんの人でチェックをします。

でも、一番の問題は、労作時胸痛という症状があるにもかかわらず、冠動脈に異常がなさそうだから、大丈夫といいつづけたことに問題があります。再度シネをみなおすなども必要ですし、どのように症状をとってあげるか真剣に考えてあげたら、この狭窄に気づいたと思います。

なぜか、症状は典型的な狭心症だからです。


我々は、患者さんの症状、その背景に対してカテーテル治療をもって介入して、よくしていかないといけません。

冠動脈だけみて、治療をしているとだめだと思います。木→森→地球をみないといけません。

0 件のコメント:

コメントを投稿