2011年2月28日月曜日

人の働く時間。

一日8時間で、週休二日それ以外は、完全OFFという状況と、24時間顧客からの電話をもっていて、対応する保険マンその人の給料を比較すると、保険マンは1500万という年収です。一日8時間の人は600万です。どちらのほうが高給取りでしょうか?

時間あたりの時給でいくと、保険マンのほうがやすく、かつ24時間拘束というプレッシャーをかみすると、さらに安いといわざるおうえません。

24時間対応する人は、いまのもらっている年収の三分の一の給料の人とおなじと考えても、いいと思います。


勉強になりました。

2011年2月27日日曜日

鹿屋ハートセンターの新井先生から

入院患者さんが急変が少ないというかほとんどないことについて、同様の感じをもっているみたいです。病院のときの循環器病棟での急変がいったいなんだったのか?入院している患者さんのちがいもあるでしょうが、やはり、人と人のつながりが密によって、患者さんを守っているんだと思います。

僕は北のはてからですが、新井先生は南のはてから、僕の医者、循環器、開業の先輩としてがんばっていて、大変尊敬をしています。

鹿屋の人は幸せだと思います。

2011年2月26日土曜日

仁義礼智信

5徳を磨き、医療を通じて社会貢献をしていくことが、当院の理念の一番です。

法律に縛られなくても、正しいことをするためには、一生懸命、手を抜かず、人に優しく、自分に厳しくしていくことが大切です。

乗り物でお年寄りに席をゆずる必要があるのか?ゆずる人間は偽善者だというような掲示を見つけました。そんなもの法律にかいてないから、しなくてもいいような意見もありました。
モラルが低下した人がたくさん集まるからこと、法律が必要になってくるのです。そこを理解しないといけません。

自然と席が譲れるようになったときには、徳がひとつあがった証拠なんですよね。

医療においても、僕らは医療行為を通じて、人生修業をさせてもらっています。徳を積ませてもらっています。大変ありがたいことです。

僕が看護に希望するもの

SCVCがこてこての循環器の病院であり、看護婦さんは心電図が読めて、病気のことがわかっていて、モニター、心電図、患者さんの状態を把握できていて、それができないと入れないと思っている方がいるみたいですが、SCVCおよび手稲の病院での、看護師に求めるものは、患者さんの環境整備を基本とする看護です。心電図がよめる病気がわかるというのは、実は、看護師さんの本来の業務の本筋ではありません。それは、ミニドクター的な看護だと思っています。
ただ、循環器的な看護をするにあたって、モニター、心電図が少しはわかったほうが患者さんのためになるので、OJT仕事をしていくなかで、自然と覚えていくと思います。
ただ、人によっては、そのようなコテコテのミニドクター的なものを追求したい方もいるとは思います。そのような方のために、来年の4月にICU6床をつくります。最先端の検査機器などが増設します。
通常の業務に関しては、患者さんの環境整備を主とした心のコモッタやさしい看護をしてくれるだけでいいと思っています。

最近も言われました。循環器の患者さんでモニターや、バイタルを見逃すかと思うと自信がないと。。。。

見逃してもいいのです。それを次につなげて勉強してくれたらいいのです。誰でも、どのような年齢でも、前に進むことはできますので、心配はいりません。

SCVCは、不思議なことに、以前の病院のような急変がほとんどありません。その理由の一番が、患者を僕がみているということ。看護婦さんがちゃんとすぐにへんだと報告すること。薬剤師含めた病棟にいるパラメディカルがみてくれていることなどでしょうか?
急変するまえに、発見ができています。

患者さんが変だという感覚が重要であって、それには心電図も、モニターもいりません。血圧くらいでしょうか? SCVCでは24時間 僕にどんなくだらないことでも、報告することになっています。
責任は僕が持ちますので、安心して一緒に働いてください。

2011年2月25日金曜日

悪循環になる前にたちきる。

当院は、ありがたいことに、離職がとても少ないです。ただ、組織が大きくなり、これからさらに大きくなっていく課程において、問題がでてきそうです。

以前にも、指摘しましたが、

多忙→激務→職員一人一人のストレスが増える→人間関係が悪くなる→離職していく→人が減ってさらに激務の悪循環です。

それを解決するためには、

1)看護婦さんの数をとにかくふやす。いま、19床ですが、将来50床になったしても、100人は確保したい。それにより勤務に余裕がでて、根本的な問題を確保できます。
2)看護婦さんの待遇改善。夜勤手当2万円、保育補助などの基本的な部分の改善や、有給の100%消化など、休みを有効につかえるようにする(ただ、これは人が増えないといけませんが)
3)即効がある方法として、看護助手の採用。19床で10人を採用します。それにより夜勤たいに助手さんを2人増やして、勤務負担の緩和を測ります。
4)いまある職員同士の微妙な軋轢に対して、一人ずつに、僕がお願いしています。僕からみるといまいる看護婦さんは、すべての人が重要であり必要です。その人間関係がさらによくなるためには、看護師さんを増やすことですが、それと同時に、現場でおきている問題点について僕が個人個人に対して、注意とお願いをして意識改善をしてもらっています。
5)主任を一人から4人に増やしました。それは、まず、これからはいる新しい人に対して、主任が担当し、看護業務や、人間関係について、サポートをしていってもらいます。それにより、新しく入った人が楽しくずーと仕事ができる環境をつくっていきたいと思います。


消されてしまいましたが、以前のブログで職員、看護婦さんのことを書かせてもらいました。

おかげで、看護師さんで、7-8人決まる予定でいます。そして、助手さんも、3人の採用が決まりました。助手さんは、当院では新しい業務であり、患者さんの身の世話を高いクオリティでしてもらわないといけません。

目指せ看護師数100人
北海道一の夜勤手当、ボーナス、100%有給消化、休日の増加

2011年2月24日木曜日

看護婦さんなど募集

当院は、100人までの看護師と10人までの助手を募集しています。現在19床ですが、この状態で、看護師を増やしていきます。看護さんの業務を軽減するために、有給を100%使えるために、100人集めます。そして、いまの時点では10人看護助手さんをいれて、夜勤4人の看護師に2人の助手さんをつけていきたいと思います。

日本一の待遇の病院を目指します。

看護婦さんの業務が改善して、余裕ができれば、職員同士のなかもさらによくなります。

いまも、忙しい思いさせることによって微妙な軋轢をつくらせてしまいました。一人づつにお願いして、みんな仲良くやるようにさせました。

2年後の結果が楽しみです。

2011年2月23日水曜日

CTO

本日は3例のCTOでした。加藤先生の日です。

一例は、anteからIVUSガイドでワイヤーを通過させています。wizard 78とXTRとXTの比較が行われました。
2例目も、アンテからのサイドブランチテクニックを使用したパラレルワイヤーで通過
3例目はアンテから石灰化がありtreuが取れず、retroを使用した。加藤先生が好きなHL→#4AVは、蛇行あり、FC
 XTRとも通過せず、 LAD sepからXTRが見事に通過した。その後はReverse cARTで成功しています。途中で、LADへのコルセアによる虚血があり、一度ステントをいれています。retoroコルセアはこのようにLADに狭窄があると虚血が徐々になるので、注意が必要もしくは、血圧を高めにする必要があります。とくに、コルセアを一度、sepからretoroにいれてしまうと、チャンネルが損傷してコラテラルから出血をするかもしれないので、コルセアをすべて抜くのは手技終了時という原則があるので、これを抜かないといけなくなったので、リスクでした。しかし、なんともなかったです。やはりコルセアを通過させるところは、一度IVUSでチェックは必要ですかね。

本日は、9名の先生が勉強にこられて、大変勉強になったと思います。

2011年2月22日火曜日

本日の業務終了

外来は多く、110人くらいでしょうか?やはり、胸痛の人が多くきています。胸痛以外にも、息切れであったり、動悸であったり、人によって訴え方が変わるので、大変勉強になります。夜間に、動悸がする。脈がつよくどきどきするといって患者さんがいて、心臓エコーでは軽度の心肥大があり、眼底でも高血圧の所見があります。でも、いつもは、血圧は正常なんです。やはり、腎動脈狭窄があり、それによる血圧の変動による症状でした。腎動脈治療後に症状は消失しています。毎日、外来とカテーテル治療で、いろんなことが勉強させられます。

感謝です。

開業して3年

いまだに、外来をやるたびに、あたらしい驚きや、発見があります。
昨日の患者さんで印象的であったのが、糖尿病があり、たまたま循環器でカテーテルをしたら動脈硬化で細いところが2箇所あるといわれたそうです。本人はそれが不安で、どうしたらよいか先生に聞いたら、症状がでたらおいでといわれたそうです。それからは、不安で、心配で悩んでいたそうです。

外来にきて、CTAでは、左の冠動脈に狭窄があり、運動負荷でも、ST低下があり、症状はないですが、カテーテル治療の適応にはなりそうです。

問題は、この動脈硬化を症状がないからカテーテル治療をしないという選択は間違いではないのですが、その場合は動脈硬化を改善させるもしくは、動脈硬化が破裂をしないように強力な内科治療がするはずですが、まったく、されていませんでした。

問題は、二つあります。カテーテル治療を選択しないのであれば、しっかりとした内科治療をしなければいけないということ。

大きな問題は、患者さんの不安をとってあげていないことです。症状がないから治療しないという選択であれば、カテーテルなどせず、症状がでるまで、内科的にみたほうがいいと思います。検査はして異常は発見するが、治療せずであれば、困ります。

患者さんに、これはカテーテル治療でよくなるし、心配いらないよ。僕に任せてと、いったら、泣き出してしまいました。

それだけ、心に傷をつくっていたのでしょう。

勉強になります。

2011年2月21日月曜日

本日もCTO

LCXの小さなCTOです。XTRで上の枝に入り、IVUSではtrueを確認も、血管径が小さく、その後にパラレルでultimateがすーっと入り、終了です。

XTRでの、おだやかなワイヤー操作です。

今年の間のイノベーティブなできことが、楽しみです。

2011年2月20日日曜日

いま、大阪です。

迫田先生(八尾徳)のところで、CTOを2例指導してきました。手をださず、口出しだけですが、さすがに、wireのシェープがわるく、それはつくってあげました。そうすると、それまで通過困難であったループもしっかりと通過していきました。

reverse CARTも結局はスーテニールによる引きこみが必要でしたが、うまくいきました。

wireの形状

レトログレードなどのmicroなコラテラルをワイヤーを通過させるためには、ワイヤーの先端0・5mmを45度にまげることが重要といってきましたが、そのカーブは実は、通常のワイヤーをいれるときにも、それでつくっておくと大変通過性がよくなります。
とくに、ステントストラットのjailした枝などは劇的に改善します。

ただ、この0.5mm曲げという概念をしっていても、実際はつくれないみたいです。

ポイントはインサーターからワイヤーをだして、先端がでるかでないかで、指で先端をおしてまげます。
少なくとも、老眼鏡がなければ、みえません。

ワイヤーを針でシェープしている限りは最小で1mmしかつくれません。

2011年2月19日土曜日

ブログが消えたことで

多くの人から、問い合わせがあり、ありがたいことです。

開業してから三年たち、順調にSCVCが成長し、仲間もあつまり、来年、さらなるステップアップが待っています。

その運の良さを、ブログが消されたという運のわるさで、バランスがとれるのではないかと思っています。

すべて、順調では気持ちがわるいですからね。

2011年2月17日木曜日

職員とは、

仲間です。責任は僕がとりますが、仲間です。様々な職種がいますが、仲間であることにはかわりません。
MEの仕事とは、
医療機器の保守メンテ、透析、などが通常ですが、当院ではカテーテル業務、CT解析業務、薬剤補助業務、事務補助業務、運転補助業務、モービル業務など、多岐にわたります。当院の宮本が本来業務拡大路線ですので、一緒にいろんな仕事をつくってきています。
いまは、彼は、手稲前田担当および今年着工予定増築プラン担当および新しいドクターアテンド業務をしています。
去年は、宮本をTCTAPにつれていきましたが、今年はパラでは、館内ME,山下検査技師、狩野部長をつれて、韓国にいってきます。

なんと、今年のPCRのパリに、宮本をつれていきます。北見北星のME古谷も一緒です。海外の学会の雰囲気を味わってそれからまた、新たな発想、モチベーションアップをしてくれるハズです。

今週は、

外来がものすごく多く、本日も予定が90人で、結局130人ちかくきています。CTも当然25-6件とっています。ありがたいことです。

本日のカテーテルも、18件 PCI11件、PTRA3件 PTA1件 CAG FFRなどでした。

ローマのイメージ

去年もいった学会でしたが、以前にいったミラノに比べ、食事がいまひとつでした。止まったホテルは、St Regisというホテルでそこのカルボナーラが一番美味しかったです。

ロゼッタという海鮮のレストランを某有名ドクター先輩から教えてもらったので、いってみました。

たしか、ピザもスパゲッティも美味しいと聞いていたのですが、ピザがなく残念でした。

でも学会の場所が去年とかわって、赤と青の照明はすばらしかったです。

ありがたいことです。

僕が患者さんに必ずいう言葉に、僕が治してあげるということを言っています。そして、なにかあっても、一生責任をもって対応します。といっています。

どんなにネットなどで医学知識を勉強したとしても、最先端のこのカテーテル治療などの分野は、科がちがうだけでも医者でさえなかなか理解ができないのに、患者さんがそれ以上に理解できるはずがありません。

ただ、それを希望する患者さんには、それなりの丁寧な説明をするようにはしています。

多くの患者さんは、医療人の僕らにすがりたいのです。そして助けて貰いたいと思っているのです。だから、その気持を受け止めて、僕が治してあげる。僕に任せて、一生のお付き合いですよなどと説明をするようになったんだと思います。

ただ、それは言葉だけではなく、ちゃんとした技術がなければ、いけませんし、24時間自分が対応できるようにしていないと嘘になります。


以前患者さんの家族から、先生はすべておれにまかせろタイプなんですね。と指摘されました。確かにそうなんでしょう。

以前も、患者さんの説明にインフォームド・コンセントとムンテラは、の違いをのべたことがありますが、インフォームド・コンセントは、患者さんに十分な医学的説明をして、治療を選んでもらって、承諾して、サインをもらったら、合併症が起きても、夜間に調子悪くなっても、それを患者さんが選んだんだから、納得してくださいといっているように感じていました。

多少リスクがあるとしても、ムンテラで、僕が治療を選んであげて、その責任は僕が背負って、そして、調子が悪くなっても、24時間、一生対応していく。そうしてあげたいと思って医者をやっています。

今回、ある方からお手紙をもらい、この自分のスタイルに感謝していただいて、再認識をしたところでした。

2011年2月16日水曜日

本日も外来で、

心筋梗塞で、ステントがはいっています。その後に、労作時胸痛があり、カテーテルをしたけど、問題なしといわれて、やはり胸痛があるといって受診しています。

シネをみましたが、ステントの手前に90%くらいの狭窄がはっきりあります。ただし、Dxなどの枝にかくれて一見狭窄にはみえなくなっています。

たぶん、そこの病院では先生が一人で判断したのでしょう。たくさんの人の目でシネ(カテーテルの結果)みないといけません。

当院では、当然すべての検査に僕を含めてたくさんの人でチェックをします。

でも、一番の問題は、労作時胸痛という症状があるにもかかわらず、冠動脈に異常がなさそうだから、大丈夫といいつづけたことに問題があります。再度シネをみなおすなども必要ですし、どのように症状をとってあげるか真剣に考えてあげたら、この狭窄に気づいたと思います。

なぜか、症状は典型的な狭心症だからです。


我々は、患者さんの症状、その背景に対してカテーテル治療をもって介入して、よくしていかないといけません。

冠動脈だけみて、治療をしているとだめだと思います。木→森→地球をみないといけません。

相手の気持ちになって、考える。

コミュニュケーションの基本は、自分がいったことが重要ではなく、相手がどう感じるかを考えてあげれるかどうかで、伝わり方はかわってくるのだと思います。

この相手の立場で考えられるかどうかは、とても大切なことで、これができれば、自然と会話がつながり、人に優しくしなれて、いいことだらけだと、思います。

2011年2月15日火曜日

今日も、勉強になりました。

外来で心臓ドックを受けられた方で、胸痛があり、カテーテル入院をしていた患者さんですが、入院前に十分な説明ができずに、説明が足りないという指導をうけました。
こちらは、良かれと思ってカテーテル検査を飛ばして、入院も短くしていますが、その気持ちが相手に伝わっていませんでした。

初診医が僕でなかったことがすべての原因ですが、同様なことがおきないように、再度説明を徹底させる必要があると勉強させられました。

びっくりしました。

誰かにブログが消されたみたいです。午前中から邪気を感じていたので、まさにその感じです。でも、

こんなこともあるのかと、勉強になりました。チャンスなので、あたらしく始めましょう。

午後になりその邪気もなくなり、気持よく仕事ができています。